1992年というバブルが今思うとはじけたあとの銀座(でも、今の水準からすると
雑居ショッピングビルで、イベント感に欠ける場所だ)に開かれた、イタリア唯一のミシュラン3つ星(一時2つに減らされたが、去年復活した)リストランテ、
エノテーカ・ピンキオーリで、昔の上司におごってもらいました。これまでは、ランチでしか行ったことがなかった、素晴らしい(値段も)ワインリストで知られる名にしおう高級店だが、最近はあまり評判を聞かないので、期待半分、怖さ半分、でも自分の懐は痛まないし、ということでワクワク。
食べたのは、
前菜●車海老の蒸し煮、とうもろこしのゼリー キャビアのせ、甲殻類のリストレッティ
Pesche●帆立貝柱グリル;帆立ヒモのトリッパ・フィオレンティーナ仕立て、コライユのクロスティーノ、菊芋のラビオリのフリット
Pasta●そば粉で打ったフレニャッチェ、サルシッチャソーセージのラグーとハーブ和え熟成したペコリーノチーズと共に(コースメニューから強奪)
その時は値段のないメニュー(これがあるというだけで普通は要注意!)だったんで、知らなかったが、
ウェブを見たら、値段がたたた高い!一皿だけで、一食分。
ワインは3人で、イタリアの赤を2本飲みましたが、何を飲んだか覚えていない(苦笑・・・なにか97年のものだったのは覚えている)。ショップ持ちだ、ということで最初にただでサーブされたスプマンテ、なんかガスが抜けていてさっぱり。あんなのは出さないほうがよいのでは?
お料理は、う~ん、綺麗だし、美味しいことは美味しいが、どうなんでしょう、コストパフォーマンスを無視しても、もっと好みの店を見つけられる、と思ってしまいました。
ここにある批評のひとつによれば、フランスっぽいイタリアン、でもフレンチの高級店のレベルには達していない、というのがうなずける感じ。上品すぎて、満足度ひくし。でも、高かったんだろうなあ。
火曜日の夜で、入りは4割程度。やはり、一大決心をして入る、フェスティバルな店だけあって、スタッフに写真をとってもらっていたテーブルが二つありました。自腹ではいかんな。
エノテーカ・ピンキオーリ ENOTECA PINCHIORRI
住所:中央区銀座5-8-20 銀座コアビル7F
tel:03-3289-8081
http://www.ep-tokyo.com/